総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

2016-01-01から1年間の記事一覧

夏は考える期間

弊社では秋から採用が動き始め、年度替わりの3月を過ぎて5月くらいまでなんとなくバタバタしています。 ですから夏はものを考える時間です。夏休みの研究のような。 昨年の課題は人事評価制度が問題でそのメンテナンスに着手をしました。そして今年の春に無…

五者の精神

「予備校講師というのは、役者であり、芸者であり、易者であり、医者であり、そしてちょっぴり学者であってほしい」 代々木ゼミナールの元理事長の言葉で「五者の精神」と呼ばれています。 実際に講師をしていた方から伺ったのは、このすべてを網羅しつつ、…

防災訓練をしよう

防災のことに時間を使うことが増えています。 もともとこちらの方面には不慣れですが、総務として責任を重く感じていますのでいろいろと情報収集をしています。 先日、防災アドバイザーの山村武彦さんの講演に参加する機会がありました。 テレビ番組の解説で…

クレーム対応、嫌いじゃありません。

今日は珍しくクレーム対応。電話。 わたしは人事なので社外からクレームをいただくことはありません。しかしマネージャーという役職なので、他部門で対応できないクレームを代わりに引き受けることがあります。 部門の業務、案件内容、相手のプロフィール、…

ホームラン級の大成功、次は?

昨日実施した「翁のワークショップ」盛会で終了。 組織開発の達人の翁と、一応人材開発プロフェッショナルのわたしでつくったので外すはずはないのですが、成功というのはとてもうれしいことです。 総論賛成各論反対でアレコレ注文いただいたみなさまも無邪…

給与天引きはコントロールできない

参議院選挙が終わりました。 結果についてはいろいろなことが言われています。 今朝、社内の思わぬところでそんな話になりました。 今期の夏期賞与の振込額をみてぶっとんだそうです。賞与の支給額はわかっていたが、まさかこんなに引かれることになるとは、…

沼地のリーダーシップ

いま、リーダーシップを試されています。 とある組織をなんとか進めなくてはなりません。 何度かリーダーをやったことがありますが、今回は全然ちがいます。 メンバー、ステークホルダーにまったく馴染みがないのです。リーダー役として落下傘として降りてき…

正しい疑問を持つには。

正しい疑問を持つ、というのが正しい解へたどり着ける唯一の方法でしょう。 最近着手しているのが、人事等級制度のメンテナンスです。 数年前に導入して、これによって社内の給与のバランスが大きく変わりました。 数字をこねくりまわしているのですが、格差…

悪い予感のする相談

ちょっと風向きのよくないご相談。 ことの経緯を聞いていると「これはいつメンタル発症してもおかしくない」という雰囲気を感じました。本人はもう状況を自分でコントロールできていない。 上長の心配はそこではなく、業務進捗に関することでしたが最悪の場…

翁にワークショップを依頼

翁にワークショップのデザインを依頼しました。 翁は日本でも有数のワークショップデザイナー、ファシリテーターです。業界で最も有名な方と言っても過言ではありません。そもそもそんな方にワークショップのデザインを依頼できること自体がとてもありがたい…

育休復帰

本日より育休復帰が1名いました。喜ばしいことです。 すっかりビジネスから遠ざかっているので、本人は大変そうですが、彼女が職場にいるととても雰囲気がよくなる貴重な人材です。 弊社でも育休・産休が定着してきて、ママが増えていきました。とてもすば…

賞与カットは人心を傷つける

昨年度、業績が振るわず、賞与のカットを行いました。 業績が悪ければ賞与が出ないのは当然なのですが、賞与がないと「心に傷を負う」のではないかと思います。 わたしは世の中が好景気だった時代を知らない世代です。 賞与も出たり出なかったりが当たり前の…

命がけの気合

今日の午前は電話機のトラブル対応。 以前書いた通り、総務仕事のなかでは電話まわりの作業がとても苦手です。 pogi510.hatenablog.com 幸い電話関係はとてもよい業者さんがパートナーなので、いろいろと相談に乗ってもらえます。緊急時対応の手順も教えても…

知りたいのは未来

人事にはいろいろなデータが溜まります。 勤怠データ、給与データ、人事評価、生産性のデータ…。これらのデータをどう使えばいいのかいつも悩みます。 これらのデータを分析すればいろいろなことがわかります。 誰の生産性が高いか、誰の行動に効果があった…

Excelの日

Excelの単純作業をがっつりやりました。 わたしはそこそこExcelを使える方だと思いますが、データが大きくなるとまだまだです。マクロをもっとしっかりと勉強しないといけないです。あるいは作業そのものをなくすような作業設計を心がける必要があります。 …

フィードバックの少ない環境

週のおしまいに1週間をあれこれふりかえっています。 先週、その作業をしながら気づいたのですが、「自分はあまり褒められていない」です。 記録を見返していて、最近、なんとなく億劫になってタスクを先送りしたり、とても保守的な判断ばかりしていることに…

人工知能の世界

人工知能のお話を本格的に伺いました。 「一体なんの用だろう?」というくらい唐突にお越しくださいました。なんの話かと思ったら人工知能のことです。 詳細はもちろん言えませんが、まだまだ未来の世界のことと思っていたら、こんなに進んでいたのか、とい…

全社へのメッセージを流す機会

6月も終わりに近づき、第1四半期の社員会を行います。 弊社は朝礼や部門の定例会議もない会社なので、社員が業務以外のことで集まる四半期ごとの社員会はとても貴重な機会です。 そういった「全員集合」という機会が少ないのは 、つまらない会議に付き合わ…

人事の使命

人材開発、組織開発の周辺にいる方たちはとても熱い方が多いです。 人間は変われる、良い変化が必ず起きる、自分がその触媒となる、という強い使命感を持っている方が多いです。 もちろん、わたしもその一人です。 ただ、社内でどっぷりと現業に浸かっている…

明日のプレゼンテーションの要点。

明日のプレゼンテーションのメモに。 教育研修のはたらきについて20分程度話す予定。 ・教育は本来あるべき姿、本質へのアプローチを促すもの。 ・研修は消費されるコンテンツではない。疑問を投げかけ、変容を促さないと意味がない。 ・新しい技術と普遍的…

蛍光灯を探す

蛍光灯を探しています。 といっても特別な型式というわけではありません。 こういう時代ですからインターネットでほしい型を入力するといくつも表示されます。 蛍光灯(40本セット)も大量に表示されます。 いつも使っている消耗品購入サイト(こちらも相当…

契約書づくりはロマン

契約書をつくっています。業務委託の。 委託先にやっていただきたいこと、委託することで達成できること。 細かい文言は別途チェックをしてもらうことになりますが、内容をつくるのは実はとても楽しいです。整理して構造化するのが好きなんです。そしてそれ…

働き方改革、変えられない価値観

ワークライフバランスという言葉はすっかり世の中で流通するようになりました。 政府の方針に長時間労働の撲滅が入るような時代です。 (こういった方針になる理由はひとえに少子高齢化による労働力不足が主なものです。決して働く人の幸せの実現が第一義で…

営業の方とお会いするときにチェックしていること

いわゆる営業電話がかかってくることは多いです。1件もない日はありません。 一応、全部お会いするつもりで対応しているのですが、会ってもいいかな、と思える担当者さんというのはなかなかいません。 とにかくリストで電話しているのでしょう。こちらのこと…

梅雨時

強い雨の降る月曜日の朝。 ちょっと憂鬱です。 しかしながらもっと大変なのは出入りの業者さん。 月曜日に来ておかないとあとあと大変…という作業がいくつかあります。 今日もずぶぬれになりながら来てくださいました。近隣に駐車場がとれなくて走ってきたそ…

人材開発のグランドデザイン

開発と運用に関わっている社外の研修プログラムがあります。 新人向け、カテゴリー別、基礎編、応用編などバラエティ豊かなラインナップです。 しかし最近、集客に苦しむことが多く、テコ入れをしています。 たしかに技術の推移をキャッチアップしているとは…

メンタルヘルス・マネジメント

今日はお世話になっている臨床心理士先生との打ち合わせ。 2月に実施したメンタルヘルス研修の続きについてです。 以下、メモ。 ・最も効果的なメンタルヘルス対応は、キャリアディベロップメントではないか。やりたくない仕事を無理にやっている状態が最も…

えいや、が必要なとき

えいや、で決めないといけないことがあります。 いわゆる「決めの問題」ってやつです。どの選択肢も正しい、でもちょっとずつ違う。ポリシーに反することもない。そういう場合は上長や社長に一気に決めてもらうことがあります。 いま悩んでいるのは人事評価…

「もう一度」の気持ち

アルバイトの面接を行っています。 今回は応募者全員が主婦の方です。数名お会いしたのですが、みなさんおっしゃるのが「社会復帰」。 学校を卒業して、就職をして結婚・出産・育児を経てふたたび就職活動を行っている方がほとんどです。ブランクが10年く…

「人間とはなにか」

わたしは学生時代、人文科学をどっぷりとやっておりました。 文学、哲学、宗教学あたりの文献をガツガツ読んでおりました。 人文科学って結局何をやっているのか、といえば「人間とは何か」という問いを考え続けることです。世の中では文系学問不要論も喧し…