業界の構造変化
弊社は専門職の業界に所属しています。
すでに50年以上の歴史がある業界ですが、変化の波にさらされています。当然のことです。
かつては専門職だけを育成していればお客様に貢献できていました。
しかしIT技術の導入で業界のサービスが大きく変わり、本来の専門職ではないプレイヤーの参入も容易になりました。ITでパッケージされたサービスを大量に販売することができるようになったのです。
それを「業界が荒れた」という人もいます。
しかしそれは内側からの意見です。そこで荒らされているならその程度の価値だったのだと思います。
顧客が自分たちから離れていったのであれば、なぜそうなったか、自分たちに不足していたものは何か、新しいプレイヤーがもたらした価値は何か、真摯に考える必要があります。むしろそこに次の飛躍のヒントがあるはずなのです。
そこに目を向けずに、従来のやり方の行動量を増やすという解決策はただの精神論にしか見えません。
ピンチはチャンスというのは慰めでなく、本当にそうなのだ、と業界の変化を見るたびに思います。