総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

新入社員を迎えて自分のキャラクターを考える。

今日、新入社員を迎えました。
弊社は全員中途採用なので、ピカピカの社会人ではありませんが、やはりフレッシュです。

人事担当の私が最初のオリエンテーションをするのですが、どうもしっくり来ません。
選考過程でも彼との関係は良好だったんだけど、なんだろうな・・・と感じました。

どうやら入社前・入社後で意識が変化しているのは私の方のようです。

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どちらの企業の人事担当の方もそうだと思いますが、私は採用業務には相当のエネルギーを使っています。
特にコミュニケーションの質を高めることにもっとも意識を使っています。
それは、選考プロセス自体が育成だと考えているからです。

弊社のような中小企業では、きっちりと新人研修を行って・・・ということはなかなか難しいです。
早い段階で現場に出して、そこでしっかり学んでくれ・・・ということが多いです。

そのため、選考プロセスでは本人の企業理解、キャリアプランの再設計などに私が相当介入します。
私は途中で選考の決済をしなくなるので、指導的立場で面接なども共闘していきます。
面接でベストパフォーマンスを出させるのが仕事になるわけです。

その立場から社内の人事の人へのシフトにちょっと違和感があるのかもしれません。
人事の人になるとルールを提示する人であり、社員に対して秘密がある人でもあり・・・。
そのスイッチができていないのでしょう。

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しかし、そもそもそのスイッチが必要なのでしょうか、とふと今、思いつきました。

そこで私自身が戸惑っているということは、どちらかのキャラクターに無理があるということでしょう。

フレンドリーで、しかし指導的なキャラクター。
やや距離を置き、後方から支援するキャラクター。

本当にやりたいのは前者だと自分でわかっています。
とても大変ですが、社内での自分のキャラクターの変換にトライしてみたいと思います。
前者のキャラクターはエネルギーを消耗しますが、きっと心地よい疲労が待っていると思います。