総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

そろそろ人事等級制度のメンテナンスのタイミング

人事等級制度をつくりました。

構想をはじめたのが2010年。導入できたのは2013年。
長い道のりでございました。 

こんなにツライ作業は初めてでした。

「自分の設計で社員の報酬やキャリアの道筋ができる・・・ 」
何度も何度も辞めたいと思いました。

でも今、やらないと、今後、人事制度全体に切り込むことはもうできない・・・わりとそんなギリギリのタイミングだったのです。

自社の人事制度全体をぶっ壊してゼロから構築するというのはとても貴重な体験だったと思います。

ここまでの経緯、社長を始め経営者が会社、社員に何を求めているのか、そういうことをひとつひとつ慎重に紐解いていく作業でした。何度も何度もモデルを作り直し、計算をしなおし・・・。Excelをこんなに使ったことはありませんでした。膨大な勉強をしながら、社労士さんとも相談しつつ・・・そんなどろくさい作業の末、なんとかカタチにすることができました。

しかしながら、等級制度とは「ラベル」に過ぎないことも知っています。
育成、評価、報酬を共通のラベルのもとにまとめたものです。ですから等級制度は実は人事制度の本質ではないように考えています。

等級制度というツールを使って、育成、評価、報酬という本質に取り組んでいきます。

導入から3期が終わりました。そろそろメンテナンスが必要です。
私は人事の本質に迫れているでしょうか。