はたらき方は、いつでも何度でも変えることができるのが理想だと思います。
実は、ワークライフバランスという言葉にはちょっと抵抗があります。
すばらしい言葉ですし、これで救われた人もたくさんいると思います。
あくまでもわたしの個人的な感覚としてですが、ワークとライフの関係は、従業員が自分で決めればいいです。バランスを崩してどちらかに偏ることを選んだっていいと思います。人生のステージにおいてそのバランスを自分で選べることの方が大切です。
ですからわたしは言葉としてはフレキシブルワークの方が好きです。
はたらき方を自分の意志でいつでも、何回でも変えることができるというのが理想的だと思います。
・ライフイベント(出産、育児、介護)
・学習機会(留学、就学、研究)
その理由を問わずにというのがポイントです。
もしかしたら
・人間関係(上司が気に入らないから)
なんてことも含まれるかもしれません。
上司のマネジメント方法の変革を求めるために、はたらき方変更届を武器にするなんてことも可能になったりして。
・顧客関係(あまりにも要求が理不尽だから)
はどうでしょうか。
これを許すのであれば、会社の強い解雇権とセットになりそうですね。冗談です。
完全なるフレキシブルワークの成立のためには、仕事の成果の再定義とその共有が必要になります。企業と労働者の契約書は厳しいものになりそうです。その成果を達成するためにははたらき方は問わない、という世界になります。
そうなると必要なのは労働者へのアントレプレナーシップ教育になってくるのでしょう。