なぜ人事の仕事をしているんですか?
アルバイト面接に来てくれた学生さんに「なぜ人事の仕事をしているんですか」という直球の質問をいただきました。就活が始まっているようで興味があるんですね。
わたしのキャリアは
塾 → 人材開発ベンダー → 現職
です。
学生時代は人文科学のど真ん中。たどってみると「人間とは何か」という疑問から「人間の変容、成長、教育」に仕事の焦点が絞れていったのだと思います。なんとなく一貫性はあります。
人材開発の会社から現職の人事に移った経緯も聞かれました。
わたしは研修をつくったり評価システムをつくったりしていたのですが、そういった人材施策を「納品」してしまうとそれで終わりのように感じてしまいました。もちろん最高のサービスをご提供したとは思っていますが、成長を見届ける、変容をサポートするということはできない立場であることを痛感しました。
それでわたしは「自分の教育の場」がほしくなったのだと思います。
もちろんベンダーとして貢献することはすばらしいことです。ただわたしは自分の「生徒」たちと毎日一緒に過ごして彼らのいろいろな面を見ながら成長を見守りたかったのです。
そんな話を大学生としました。