新人の営業さん。
従業員100名以下の典型的な中小企業である弊社。
様々な企業から営業電話がかかってきます。人事担当であるわたしには、人材派遣、人材紹介、求人媒体が最も多いです。
今日も大手の人材派遣サービス会社さんとお会いしました。
大手が送り込んでくる営業さんは間違いなく新人です。今日お会いした方も「今年の春に入社しました」というピカピカの方でした。
挨拶、いくつかの雑談、一通りの説明です。
こういう方にもう何人もお会いしました。お話を聞きながらわたしが考えていたのは「この人と会うのは今日が最後だろうな、大手はすぐに異動してしまう。リストに載っている企業に度胸試しで営業をかけているんだろうな」ということです。
実際に新人の営業の方が来て、そのあと継続した経験はほとんどありません。
いつまでも弊社のようなところにリソースを割くわけにいかないのは当然でしょう。
この状況にはモヤモヤが残ります。この時間の意味はなんだろう、と。
わたしは、二度と来ないと思われる新人の方ともなんとかお話をします。弊社の事業のことを聞いてくださるととてもうれしいです。彼らがなぜこの業界でこの仕事をしているのかを聞くのは楽しいです。人材開発屋さんとしての好奇心なのでしょう。
お互いのために少しでも意味ある時間にしたいのです。