契約書づくりはロマン
契約書をつくっています。業務委託の。
委託先にやっていただきたいこと、委託することで達成できること。
細かい文言は別途チェックをしてもらうことになりますが、内容をつくるのは実はとても楽しいです。整理して構造化するのが好きなんです。そしてそれをルールに表現するのも好きなんです。法務の専門知識はないのですが。
「契約」ってロマンのある作業だと思うことすらあります。
お互いの義務、お互いの存在理由を表現して合意してサインする、という一連の流れが好きなんです。国同士で条約を結んで最後に総理大臣とか大統領みたいな人がガッチリ握手しますよね。あのイメージをゴールにすると契約の事務作業がとてもロマンのある仕事に思えるんです。
昨日、とある経営者の方に契約書のお話を伺いました。
取引関係の契約はすべてトップセールスで行っているそうです。
海外の有名企業との契約書も実際に見せていただきましたが、その分厚さ。わたしの知っている契約書の量ではありませんでした。弁護士さんに協力してもらって交渉の末、ようやく締結できたものだそうです。相手は相当手強く、相手の顧問弁護士も「業界で最強(そして最高値)のところに依頼していた」そうで、本当に苦労したということでした。
でもその契約書のおかげ大きなビジネスチャンスが。
ほかの契約書も見せていただきましたが、「ひとつも同じものはない」そうです。1件ずつ、相手の価値、こちらの価値、双方の利益を見極めながら書面をつくった歴史が垣間見えました。
まさしく世界相手の切った張った。
契約書づくりってロマンがあります。