総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

会社の風土、社長の信頼

たまたま知り合うことができた社長様とゆっくり話をする機会がありました。

人事制度設計やその考え方などについていろいろと意見交換ができて大変有意義な時間でした。

 

中堅メーカーで業績低迷期を抜けて一昨年からV字回復をしたそうです。

 

その最大の要因は「人」でした。

簡単に言うと、人ががんばる仕組みを導入したことです。

 

伝統ある企業ですからあまり細かいことは言わず商売を続けていたそうですが、状況を打開するためにやったのは社内の数字をすべてオープンすることでした。そしてどの数字が大切でなぜ大切なのかをしっかりと説明したそうです。

すると全体的にのんびりしていた社風のなかに、強い芯が通ったようでした。

しかも温かな家庭的な雰囲気は壊さずに、競争的にならずに協力的な雰囲気が醸成されたそうです。

 

温かな雰囲気、社風のなか数字をオープンにするのはとても勇気のいることだったと思います。しかしそれを断行した社長、社員のことをとても信頼していたのだと思います。きっと必要なことをわかってくれると。

 

お話を伺っていると社員一人ひとりを大切にして、対話を積み重ねる社風があるなと感じました。そういう社風を信頼して改革を断行した社長、そしてそれに応えた社員たち。

あるべき姿だな、と感じました。