総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

人員管理の施策

人員管理施策を見直しています。

ベースにしているのは9box。

縦軸をポテンシャルの高・中・低
横軸をパフォーマンスの高・中・低

で分けて一定の指標によって社員を配置していきます。

この手のツールは発見も多く便利です。課題を浮かび上がらせたりしてくれます。
可視化するって大切だなあと感じるわけです。

しかしこういうツール、使おうと思っても一筋縄ではいかないのが常です。
それぞれの軸を何を基準に設定すればいいのか、そこが何よりも大切な問題です。
特に「ポテンシャル」についての指標が難しいです。目に見えない、これから先の可能性をどう評価するのか。
ここが知恵の絞りどころです。

パフォーマンスにしても単に直近の人事評価を使えばいいのか、ある程度の年数をまとめた方がいいのか。

それらの基準は、このツールを使って何をしたいか、によるでしょう。
何ができるか、ではなく、何のために何をしたいか。

そこをしっかり定めていないと結局ツールに振り回されるだけになります。
こういうツールを人事施策の意思決定にどう組み込むか、そこまで見通していないと意味がありません。