総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

どんな能力を開発しなくてはいけないか

人材開発の仕事は平たく言うと、「業績、成果につながる能力を向上させること」です。
この場合の能力には多くのことが含意されています。

ちょっと単純化していつもこんな風に考えています。

・インプットに関する能力
状況を正しく認識する。場合によって必要な情報をとりにいく。問題を「見立てる」。

・考えることに関する能力
情報を整理する。情報をグループ分けする。共通点を見つける、対立する概念を発見する。仮説を立てる

・アウトプットに関する能力
考えを他人にわかる形にまとめる(ツールの選択も含む)。次の段階の考えが出るような表現をする。考えたことに再現性を持たせる。

もちろん目的は能力の向上ではありません。これらの能力を使って業績、成果を向上させることです。そこに繋がらなければ意味がありません。

いま目の前に人材開発的課題がある場合、私は真っ先にこの3つに問題を切ることにしています。
この3つをつなげると、「コミュニケーション」の問題ともなりますし、「ロジカルシンキング」にも当てはめることができます。もちろん簡易的なフレームワークですが考えのとっかかりとしては大きく間違っていないと感じています。