「合格したい」と「合格したらいいな」の差
予備校で仕事をしていたことがあります。
チューターさんという受験生に進路指導をしたり学習計画を考えたり、受験校を考えたり、教科に関することでないことを指導する立場でした。
指導は「○○大学に行きたい」というところから受験生とのやりとりは始まります。
予備校に来ている受験生のほとんどの意識は、「行きたい」ではなく「行けたらいいな」のレベルだと感じていました。そして本気で「行きたい」と考えている生徒と「行けたらいいな」と考えている生徒は努力の質がまったく異なり、当然、結果も異なります。
要するに、目標へのコミットメントのことです。
コミットメントの指導ほど難しいものはありませんでした。本人の認識を変えないといけません。あれこれ試行錯誤をしましたがうまくいったことはとても少なかったです。
そして現在、人材開発の仕事をしながらいつもいつもこの「コミットメント」について考えているのです。