バタバタ走ってはいけないよ

私の配下には1人だけメンバーがいます。
とても頼りになる人です。細かいことによく気づいて、瞬発力があって、控えめ。総務として必要な素養をすべて備えています。

しかし昨年、体調を崩してしまい、しばらくお休みをしていました。
真面目すぎる性格が仇になってしまったのだと感じました。もうちょっと私が留意するべきでした。

最近になって必要な治療を受けて最近、リハビリ出社を始めています。
あまり真面目にやりすぎちゃいけないよ、と伝えてスタートしました。

しかし少しずつ業務を始めているとだんだんと「いつもの調子」になってきているのに気づきました。
私がそれに気づいたのは、その足音。ちょっとした用事でも小走りしているのです。

いまはそれでもいいけれど、また忙しくなってくるとこのペースでは持ちません。今日はそれを伝えました。

「歩くのもキーボードを打つのもスピードを出しすぎ。もっとゆっくりと動きなさい。物理的に。
行動がセカセカしているといつか気持ちも張り詰めたものになってしまう。
だからいつもはゆったりと動いた方がいいと思うよ。
社内に用事があったら多少油を売ってくるくらいでちょうどいいから」

本人は急いでいる意識はなかったようです。無意識であのスピード感。
これについて話していた時に、復帰してから、なんだかスイッチが入ったみたいな感覚があると言っていました。
やはりこれは危険な兆候だったのです。

自分で自分を守るため、まずは行動のクセを修正する必要がありそうです。
今回はすぐにそれに気づけてよかったな、と感じました。