総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

管理部門の心がけ

管理部門の人としていつも気をつけようとしていること。

それはいつも社長のつもりで考えて行動すること。
たとえば社内へのお知らせを出すときも、自分が書くこのメッセージは社長からのメッセージだと捉えられると意識して文章を作成します。
 
ちょっとしたニュアンスで社長の意図とはまったく別の伝わり方をしてしまうこともあります。そうなると社長に対する不信感につながってしまうことになります。

些細なことでは通勤費のちょっとしたルール変更。
現状のルールでは得をしてしまう人がいるようだから曖昧になっている部分に一定のルールを設けよう。
社員の中にもそんなこと思っていた人がいるからこのルール変更は全体にとってはいいこと。

しかしメッセージの出し方によって印象は大きく変わります。
経緯を省略して改正した部分だけを伝えると、上意下達の一方的な印象。「社長、いまさらセコイこと言うなよ」と悪く受け止める人もいるかもしれません。
そこをみんなが気持ちよく使うためにルールを定めましょうというメッセージにすると「たしかに、それなら仕方ないよね」と受け止められるかもしれません。

悪く受け止めてしまう人がいることを常に意識して、真意が伝わるよう、経緯や配慮を込めた文章で社内メッセージは出さなくてはなりません。
その配慮を忘れると管理部門が社長への不信感を醸成してしまうことになります。

管理部門からのメッセージは社長からのメッセージなのです。ですから社長の目線で考えて行動することは管理部門の心がけのイロハのイだと思います。