総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

Web求人媒体に思う

Web求人媒体は「応募者を大量に集めて大量に落とすツール」だと理解しています。

しかしこれを使わなければ会えない方もいるので仕方なく使っています。

このツールを使っていると時々恐ろしく尊大になりそうなことがあります。
「なんだよ、こんなつまらないこと書いて」とか「面白くなさそうだな」とか。

人を見ているのでなく、データを見ているとこういうことを考えがちになります。大量に集められたデータを見るのはものすごく大変なのです。途中からメカニックになって疲れてくると毒づいたりもしたくなります。

しかし、その姿はあるべき人事担当者の姿でしょうか。

これではツールのシステムに完全に取り込まれてしまっています。そしてそのツールのシステムに思考まで巻き込まれるとまるで自分が神になったかのように感じ「こんなやつ、落としてやる」みたいなことを言うようになるのです(実際、そういう人事担当の方にお会いしたことがありますが、とてもなにかを分かり合えるとは思えませんでした)。

ですから、この画面の向こうに人間がいることを忘れずに、一つひとつ丁寧に見なければなりません。