総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

イベントに参加してきました『採用業界の不思議。人材・採用ビジネスの『介在価値』って、何だ??』

久しぶりにHR系のイベントに参加してきました。
最近はなんとなく顔を知っている方のイベントに行くことが多かったのですが思いきってまったく縁もゆかりもないところに行くというのも今回の大切なテーマです。
年を重ねても新しいところにガンガンいきましょう。

 

今回伺ったのは『採用業界の不思議。人材・採用ビジネスの『介在価値』って、何だ??』というイベント。HRのサービスベンダーさんたちが「自分たちが介在することで出せている価値とは何か」ということを議論しあうものでした。「こんなソリューションありますよ!」という営業型でないところがとても感心しました。

 

結論から言うと、登壇していた主催含む5社はすばらしい価値をクライアントに提供しているのではないかと感じました。サービス内容がすばらしいのはもちろんですが、起業した動機が「世界を◯◯な場所にしたい」ですから、熱量がすごいです。

これまで起業家という方たちに何人もお会いしてきましたが、どいつもこいつも本気で世界を変えようとしていやがる。そのために寝ないで仕事していやがる。もしかしたら本当に世界が変わるかも。

 

内容としては自分が抱いている違和感・疑問とあまりずれはありませんでした。オレもまだまだ実務家としてやっていける。

・社長は採用スペックを求めすぎ
・落とす採用ではなく、深い相互理解を推進する
・学歴、職歴、スキルなどの外形情報でない部分を選別する
・これからは現場が求めるスキルに合わせて採用する職種別採用になっていく
・面接官が心理的バイアスに抗って面接をするのは無理。無駄な努力。

などなど。
「だよねー」と思いながら、これらのソリューションを提供している方たちを素直に尊敬しました。
HR-Techが話題になっていますが、なんとなく「?」なものが多かったのがわたしの感想です。それは既存の問題に対する回答として提供されたものが多かったためでしょう。
今回伺ったサービスのお話は「自分たちが介在する価値・意味」を本気で考え抜いて出発しており、問題そのもののあり方を劇的に変え、「世界はこうあるべき」と提示するかのようなプロダクトでした。
 
わたしもわたし自身の介在価値を真剣に考えて人の役に立ちたいものです。
 
■登壇起業