ミドルパフォーマーの処遇
年度末が近づいてきています。等級改定の時期です。
給与にすべての人が納得するのは難しい…という現実があろうかと思います。
経営としてはできるだけ社員に還元するということを最優先にしているのに、です。
難しいバランスです。
過去5年くらいの数字を整理しなおしてみました。
誰がどれくらい昇給しているか、昇給が著しい人たちはどんなメンバーなのか。降格、降級に該当してしまうのはどんな傾向の人たちか。
今回、特に注目しているのは、「ど真ん中」の人たちです。9Boxで言えば、まさしく中央の「ミドルパフォーマンス・ミドルポテンシャル」にあたるような人たちです。
このメンバーの顔ぶれをみて会社にとってこの人たちこそ最も大切な人たちであるとわたしは感じました。会社の屋台骨、メインエンジン。ハイパフォーマーの人たちはもちろん貴重なのですが、役割が異なるように思います。このミドル層の人たちをできるだけ安定的に稼働してもらうことが第一に優先することだと感じました。
人事制度を構築するときについハイパフォーマーの優遇に意識がはたらいてしまいますが、組織を安定させている大切な人たちへの処遇が最も大切です。