総務人事の日々

渋谷の中小企業で総務人事。本職は人材開発です。が、人事制度の設計からトイレのトラブル解決までなんでもやります。

ダウンモードのハイパフォーマー

シリアスな意味でなく、ちょっとしたメンタル病みというのは誰にでもあると思います。

 

今日、あるマネージャーに呼び止められ、会議室で少し話をしました。

メンバーの一人が絶賛ダウン期間中のようです。言うことが日に日にひどくなっていくという。

このメンバーは弊社でも指折りのハイパフォーマーです。難易度の高い案件に手を上げ、それをみごとにこなし、お客様からの評価もとても高い貴重な人材です。

 その彼女が最近、

「この案件はもうダメになると思います」

「もう何をどうしたらいいのかわからない」

「生きている意味がよくわからない」

などということを頻繁に言うようです。モチベーションを失っているというよりエネルギーそのものがないようです。

 

それでか。

実は昨日、このメンバーから長いメールをわたし宛にもらっていました。

とある社内のできごとについてのクレームというか、いかがなものか、という問題提起でした。その内容はごもっともで現状では些細なことですが、関係者の認識を改めずに放置をすればいずれはハラスメントに発展しかねないものです。

よくそんな細かいところを見ていたな、と思ったものです。

そういう嫌なことが気になってしまうモードに入っていたのですね。

 

これ以上追い込むと本格的にメンタルに入りかねません。

マネージャーには解決策を与えるのでなく、気持ちに共感することを重視して話を聞きましょう、案件が落ち着いたら少し休ませましょうということを話しました。

 

ハイパフォーマーの人は責任感も強く、際限なくやりこんでしまいます。誰かがケアしないといけないですね。