人材開発施策の真の課題
人材開発にはいろいろな概念があります。
リーダーシップ
モチベーション
学習する組織
キャリアディベロップメント
グローバル人材
どれも人材開発に携わる人なら必ず知っているワードです。
これらのワードがついた研修やワークショップがたくさんありました。
ただ、人材開発の世界にも流行り廃りがあります。これらの研修・ワークショップを実施して、ではそのあとどうなったか、というのはいくつかの成功例を除いてはあまり知られていません。
それは受講した参加者だけの問題でなく、やはり社内の人材開発担当者ががんばるところです。
これらの概念を自社に持ち込んで、根付かせ、機能するまで試行錯誤を続けることが必要です。この実装のプロセスこそ人材開発担当者の役割です。
講師を呼んで研修をした、コンサルタントに分析してもらい施策を提案してもらった、それらのプロセスが実装にどう貢献したのでしょうか。そもそも人材開発の概念を実装する方法としてそれらが本当にふさわしかったのでしょうか。
人材開発施策の真の課題は、新しいコンセプトの実装です。
設計をし、実際の施策を打ち、効果を出し、組織変革を定着させることが目的です。
当たり前のようですが、その設計が最も難しく、施策の成否を握っていることにはあまり注目がされていません。