働き方改革、変えられない価値観
ワークライフバランスという言葉はすっかり世の中で流通するようになりました。
政府の方針に長時間労働の撲滅が入るような時代です。
(こういった方針になる理由はひとえに少子高齢化による労働力不足が主なものです。決して働く人の幸せの実現が第一義ではありません)
弊社でも、こういうことが議論になることがあります。
在宅勤務、フレックス勤務、時短勤務…。必要に迫られて導入した制度もあります。
これで救われた人もたくさんいます。
ですが一方でネガティブな反応をする人も。
「あの人休んでばっかりですね」
「その分こっちにしわ寄せがきてるんだよな」
「いない時間帯の仕事、誰がやってると思ってるんだ」
つまらない戯れ言なのかもしれませんが、意外と影響力がある発言になってしまったりします。「会社という場所に来て、お互いにちゃんと仕事していることを見せ合っておく」という価値がどうしても抜けないようです。もう21世紀も15年が過ぎたというのに。
こういう時、わたしは思うんです。
「うらやましいんだったら自分も使えばいいのに」。
足を引っ張るのでなく、自分もやってしまおう、と考えてほしい。そして職場みんなが使って「これじゃ仕事がまわらないじゃないか!」という段階になったら、その時また知恵をしぼりましょう。
「人の分までやってるんだから、報酬を上げてほしい!」でもいいと思います。もっとそういう本音で組織の仕組みを作っていけばいいんです。
がまんして苦労することが美徳ではないと思います。本音を聞きたいです。